20251211
はるかな遠い過去のことは「太古」というが、はるかな遠い未来のことを表す日本語は見当たらないようです。 仏教用語とか中国語とかにならそういう言葉はありそうですが。
もし日本語でそういう語彙を発明するとしたら、どんなのがいいかなー。
画像は季節外れの「えながのきょうだい」画用紙にアクリルガッシュ 2025年
20251211
はるかな遠い過去のことは「太古」というが、はるかな遠い未来のことを表す日本語は見当たらないようです。 仏教用語とか中国語とかにならそういう言葉はありそうですが。
もし日本語でそういう語彙を発明するとしたら、どんなのがいいかなー。
画像は季節外れの「えながのきょうだい」画用紙にアクリルガッシュ 2025年
20251127
「政権を批判する人を「さては外国のスパイだな」と決めつける人たちが提出する「スパイ防止法案」が何のために使われるかは普通に考えたらわかりますよねー、と大騒ぎするすずめ」 2025年 紙にアクリルガッシュ
20251113
今が大日本帝国回帰まっしぐらなのは地球が丸いのと同じくらいわかりきったことのようにぼくには思えるのですが、全国民の6割だか7割だかいるらしい高市支持者の人はそうは思わないんでしょうか。それとも戦前回帰したいんでしょうか。
かつて焼け野原と引き換えに得た教訓がたったの80年で水泡に帰すとは、ほんとうに人間は歴史から学ばない動物なんだという現実が身に沁みます。
歴史から学ぶっていったって、必ずしも歴史の専門書だとか論文だとかを読むということではなくて、ぼくが思うに、ふだん普通に読書の習慣を持つというだけで十分です。もちろん家電の取扱説明書を読むのが読書ではないのと同様、処世術だのハウツー本だのを読むのは単なる「用事」であって読書ではありません。読書というのは役に立たない本をただ愉悦のために読むことです。
たとえば昭和のろくでもない通俗小説なんかを手当たり次第読んでみるといいと思います。ごくふつうの市民が戦前や戦中や終戦直後にどういう空気の中でなにを思って生きていたか、べつにそいういう主張や議論をしようとして書いているのではなくて、当時のごく当たり前の空気としてにじみ出てきてしまうものを、肌で感じたらいいと思います。
そしたら次は明治の随筆を、次は外国の科学者の伝記を、というようにいろんな本を読んでいったら、昭和の日本を俯瞰的に見ることができて、気づいたらいまの日本をこそ立体的に見ることができるようになっている。というふうに肌に染み込んだ歴史認識がまずは必要なんだと思います。
youtubeで「〇〇の真実」なんか見るのは図書館の本を全部読んでからでたくさんです。
本をたくさん読んでいれば、youtubeのいう嘘は嘘だと嗅覚でわかるし、脳内で「うさんくさい警報」がぴーぴー鳴ります。
古今東西の100冊(できれば1000冊)の本で支えられた認識が、ひとつの動画でひっくり返ることはないです。
画像は「小さな森」(改良前)2025年 油彩
20251019
明日20日からです!
【劉薇×吉野剛広 2人展】
10.20.月 - 11.3.月
11:00 - 16:00 会期中無休
展示作業もなんとか間に合いました!
お試し喫茶も引き続きやります。
おかげさまで25日のコンサート&トークのご予約は満席となりました。
初日の20日は劉薇さんは他のお仕事の関係で残念ながら在廊されませんが、二日目はいらっしゃる予定です!
20250924
一人も知り合いに会わないなあ、と思ってよく考えたら、告知をどこにも誰にもしてませんでした。
じつは八ヶ岳高原ロッジにて、個展開催中です。
ぼくは会場にいたりいなかったり、いるのに見えなかったり、します。
10月3日まで。
その後、10月20日からは劉薇さんとの二人展を麓人舎にて開催です。劉薇さんの作品は愛があって、ほんとうに素敵です。こちらもよろしくお願いします。
20250913
ぼくの場合、絵は、どこかで計算外のことが起きなければ完成しないものです。
しかし、計算外のことを起こそうとして何らかの狼藉に及んだとして、その結果どんな意外なことが起きたとしても、それは「計算外のことを起こそうとして」予定どおり計算外のことが起きた、というだけのことであって、絵の神さまの目からはそれは計算内のことと判定されます。「メタ計算」とでもいうのかどうかわかりませんが。
本当に計算外のことが起きるためには、「計算どおりにしようとがんばったのに計算外のことが起きちゃう」ことが必要なんです。
これが起きちゃってくれるために人智は何の役にも立ちません。せっせと手を動かすことしかできることはありません。絵の神さまはは脳みそにではなく手に宿るということです。
画像は「どんぐり森」2025年
少しは絵の神さまが助けてくれて、完成にこぎつけました。
20250806
今年も「非戦の想像力展」に参加します。
8月8日(金)〜18日(月) 13日(水)はお休み
10:00〜17:00 最終日16:00まで
おいでやギャラリー
山梨県北杜市長坂町長坂上条2340
TEL 0551-32-1161
30人くらいの作家さんが出展します。
会期中、イベントとか出店とか、いろいろあります。
ぼくは、戦争がなくならない世界に抗議して蓮華座で焼身自殺するパフォーマンスをしてみたいのですが、それだと死んでしまうという欠点があるし、暑そうなので、やっぱり例年どおり絵の展示をします。
20250711
「だらしなく生きる」を座右の銘とする人間が、改装作業をのらりくらりとやってます。
いまは、「月洞門」という、中国の庭園とかによくある素敵なかたちの出入口をつくっています。
10月下旬にはここ麓人舎で、バイオリニストで画家の劉薇(Liu Wei)さんとぼくとの二人展があります。それまでにはすべて完成してリニューアルオープンの予定です。
劉薇さんの絵は、祖国や音楽や自然への愛があふれていて、大好きです。ぜひぜひみなさん見にきてください。
20250703
自民・公明を全力で叩き潰さなければならないときに、参政党のような「自民のほうがまし」みたいにみえる極右が台頭してくるとは、ほんとに困ったことです。
参政党の核心は「大日本帝國への回帰」です。
この党のように、「いいことも言ってるが思想の根本が間違っている」、というのは、教育勅語やナチスなど、過去に例がたくさんあります。だからこういうのに引っかからないためにも歴史を学ばなければならないと思います。過去のファシズムは、こういうのに飛びつくナイーブな人たちを養分として肥大していきました。ヨーロッパやアメリカでもいま同じような極右の台頭が起きています。あの悲惨な世界大戦の教訓も、賞味期限がたったの80年なのだとしたら恐ろしいことです。
偏見かもしれませんが、荒唐無稽なものに飛びつくのはふだん読書などの習慣がない人のように見受けられます。ネットは読書の代わりには絶対になりません。
先人たちが正しい知見を選んで積み上げるときの苦労、どこで間違えて、どうやって修正してきたか、その悪戦苦闘を読書で追体験するという経験があれば、浮いている氷山が水面下でどれだけの大きな塊に支えられているかがわかってきます。参政党がちぎっては放り投げる発泡スチロール片が本物の氷山とどれだけ違っているか、「肌感覚」でわかるようになるはず、だとぼくは思ってます。
日本の政府やトランプが、教育予算をどんどん減らして大学を締め付けようとしているのは、こういうことをわかっているからでしょう。
あっ、陶仙房須栗平で個展開催中です!
みにきてね。ネタニヤフも待ってるよ。
たぬきより。
7月14日まで 火曜日お休み
10:00〜18:00
最終日は15:00 終了
カフェ陶仙房須栗平
茅野市湖東須栗平3208
20250627
個展のご案内です
7月2日〜14日 火曜日お休み
10:00〜18:00
初日は13:00 open
最終日は15:00 終了
カフェ陶仙房須栗平
茅野市湖東須栗平3208
八ヶ岳クラフト市と重なるように企画してくださったので、ぜひクラフト市を楽しんだあと、足をのばしてみてください。
クラフト市フライヤーの原画も展示します。が、ガザのジェノサイドが一向に止まらないせいで、ちょっと絵が変わってしまいました。自分史上最大の問題作というか問題行動?かも。(といっても、たかが絵ですから、かわいいものです。)
どんなふうに変わったのか、フライヤーと原画と、見比べてみてください。
八ヶ岳クラフト市は7月4日から6日です。原村の自然文化園にて。