二人展はじまりました

 20220715

二人展、なんとかオープンに漕ぎ着けました。
じろうさんのねこやきのこやかえるやなんだかわからないものにぜひ会いにきてください。
ぼくもなにか出しています。
金土日月曜日11:00〜16:00
ギャラリー麓人舎
北杜市大泉町西井出8240-3016





 

カナリヤ

 20220711

民意は民意だ。
投票率世界139位でも、メディアが現政権の批判も検証もなーんもやらんかったとしても、小選挙区制という欠陥システムの末路だとしても、民意さまは民意さまだという理屈は無敵だ。
内田樹さんいわく「有権者は「現状維持」を選んだということで、「現状維持」というのは「このままどんどん沈んでゆく」ということなので、そういう運命を日本人は選んだようです」。
あのー、実際は、沈んでる自覚がないのだと思われる。自分が沈んでる、というよりも、まわりが上がってて取り残されている、ので、まわりさえ見なければ、現状維持できているようにみえてしまうことが可能なので、まあ最下層でもなければ奴隷労働に我慢してればそうそう餓死することもないし、ちょっと息苦しかったり厳しいこともあるけど世の中そんなもんでしょう、努力が必要なのよ、コロナや戦争があったりでしようがないのよ、とか言われて、そんなもんかー、子育てだって大変なのわかってて産んだんだから文句言っちゃあいけないよね、って、そういう人が大多数なのでしょう。
ともかく、「政策の中身を比べて選ぶ」「残した結果で評価する」という合理性が毎回の投票行動にどの程度寄与し得ているのかは謎です。きちんと科学的な社会調査をしたら、合理性の寄与は限りなくゼロに近い、という結果が出る気がして、おそろしゅうございます。合理的判断の結果がいま、だとしたらもっとおそろしいのかどうか、よくわかりませんが。
いずれにしろ、そんなご民意さまの巻き添え食らって身ぐるみ剥がされるこちらはたまったものではありません。野良アーティストなんてものは炭鉱のカナリヤみたいなもので、社会が腐ったら真っ先に潰れる(経済的にも精神的にも)ようにできてるので。
そろそろ方針転換が必要なのでしょうか。
いまや、先の焼け野原の教訓の賞味期限は驚くべきことにたったの70余年であるとわかったわけなので、二度目の焼け野原を招致しないためにどうするか、ではなく、来たるべき次の焼け野原をいかに早く小さく終わらせるかを考えなければいけなくなったような気がします。
籠から逃げられないとわかってしまったカナリアは、せいぜい丈夫なカナリアになるべく、ごはんをもりもりいただくことくらいしかできることがありませぬ。

画像は「炭鉱のカナリヤ」 2022年 キャンバスに油彩 



安倍晋三

 20220708

安倍晋三の断罪は法廷でなされるべきでありました。
こんなかたちで強制終了させてしまうことは許されぬ。
赤木さんの訴訟を認諾によって強制終了した「国」に劣らぬ卑劣さです。
 
画像は「夢季」2022年 キャンバスに油彩
 
<7月9日追記>
安倍晋三の冥福を祈ります。
同時に、彼によって死に追いやられた善良な人たちの冥福も、あらためてお祈りします。
文書改竄強制によって殺された赤木さん。安倍政権が招いた貧困や、アベノマスクに象徴されるコロナ無策のために自殺に追い込まれたり餓死したり病死したりされた、たくさんの市井の人たち。いま天国でどう思っているのでしょうか。
そして、今回の暴行を「民主主義の破壊だ」と糾弾する大手メディアが、安倍晋三による民主主義破壊に対しては沈黙していたことをぼくは忘れていません。
そしてそして、現政権の評価と検証を、選挙前の「公正中立」の名のもとにかたくなに避け、ただただ言い分の垂れ流しに終始してきた公共放送が、ここぞとばかりに安倍晋三の神格化を始めたことも、ぼくは一生忘れないつもりです。
 
<7月10日追記>
動機は政治思想的なものでなくて統一教会に関連した個人的恨みのようです。
ですので先の投稿は少しニュアンスが違ってくるところもありそうですが、まあぼくのはやとちりも含め記録としてこのままにしておきます。
ところで「統一教会」の名前がメディアにまったく出てきてないようです。そちらのほうが大問題。