吉野剛広のお絵かき手帖
20250924
一人も知り合いに会わないなあ、と思ってよく考えたら、告知をどこにも誰にもしてませんでした。じつは八ヶ岳高原ロッジにて、個展開催中です。ぼくは会場にいたりいなかったり、いるのに見えなかったり、します。10月3日まで。その後、10月20日からは劉薇さんとの二人展を麓人舎にて開催です。劉薇さんの作品は愛があって、ほんとうに素敵です。こちらもよろしくお願いします。
20250913
ぼくの場合、絵は、どこかで計算外のことが起きなければ完成しないものです。しかし、計算外のことを起こそうとして何らかの狼藉に及んだとして、その結果どんな意外なことが起きたとしても、それは「計算外のことを起こそうとして」予定どおり計算外のことが起きた、というだけのことであって、絵の神さまの目からはそれは計算内のことと判定されます。「メタ計算」とでもいうのかどうかわかりませんが。本当に計算外のことが起きるためには、「計算どおりにしようとがんばったのに計算外のことが起きちゃう」ことが必要なんです。これが起きちゃってくれるために人智は何の役にも立ちません。せっせと手を動かすことしかできることはありません。絵の神さまはは脳みそにではなく手に宿るということです。画像は「どんぐり森」2025年少しは絵の神さまが助けてくれて、完成にこぎつけました。