学問・芸術の独立

 20201005

いつもぷんすかぷんすかしてて恐縮ですが、ぷんすかついでに。

「公金を投入されたならば、研究や芸術は権力の意向に従うのが当然」という人の多さにびっくりします。権力のイエスマンにだけ研究してもらってうれしいのは誰でしょうかね?公金は、学問・芸術を権力に従わせるために投入するのではありません。

権 力 か ら わ ざ わ ざ 「 独 立 さ せ る 」 た め に 公 金 を 投 入 す る の で す 。

「学問・芸術を権力から独立させることこそが国益である」というのが、先の大戦をとおしてやっと学んだ、国の大指針だということは歴史を学んだ人ならわかるはずです。これを忘れてしまったら、何のために国土を焼け野原にしたのかわかりません。
権力が研究や表現の内容に手を突っ込んではいけないのは当たり前です。これは民主主義の先進国ならどこでも共有している大前提です。
研究や表現の内容に異議があるなら圧力ではなく言論や表現で反論すればよいだけのことです。

こんな当たり前のことを言わなければならない日がくるとは七年前には想像もしていませんでした。ぷんすかぷんすか。