「21世紀の縄文人展」

20170723
北杜市考古資料館にて「21世紀の縄文人展」がはじまりました。ぼくも2点ばかり出展しています。

縄文時代の造形はもちろんお金のためにつくられたのではないし、きっと誰かに褒められるためでもない。そうした造形が何千年も人の心を捉え続けるのは、目には見えない誰か(もしかしたら神かもしれないし先祖かもしれない)に何かを伝えるため、祈りのため、命の限りを尽くしてつくられたものだからでしょう。
お金のためにつくられたものが、ぼくからみて美しかったためしはありません。ぼくも絵描きですからお金のために描くこともあります。でも「21世紀の縄文人展」では、お金のためではない、誰かにほめられるためでもない、自分の芸術のために描いた絵を出展しています。だから地味だったり何が描いてあるのかわからなかったりします。でもそこからなにかがにじみ出てきたらいいなと思っています。

以下のとおり、いくつかのイベントもあります。

8月19日[土]
①ギャラリートーク 14時〜
入場無料
作家による解説に加えて学芸員が縄文的な考察で作品に迫ります。
②めくるめく縄文幻想絵巻 15時30分〜
「土器から聴こえる縄文人の足音」
3人の作家共同制作の巨大絵巻のお披露目。
不思議なものがたりの朗読と併せてお楽しみください。
入場無料
制作:太田二郎/小野理恵/吉野剛広
朗読:伊藤やよい

8月26日[土]
金生遺跡ライブ「原始の記憶–V」15時~16時
入場無料
会場:金生遺跡(雨天の場合は北杜市考古資料館)
出演:八ヶ岳原始楽団(宇々地・谷山明人・多麻美・アマラ和・小松嘉門・栗谷真吾・他)




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