吉野剛広のお絵かき手帖
邯鄲の夢
20140906
秋になると邯鄲(かんたん)という虫が鳴きます。
秋の静けさにしみる、はかなく繊細な声です。
鳴き終わると手に乗ってきて、指をぽりぽり食べ始めました。
短い一生を焼き尽くすかのようにひたむきに歌い舞う虫たちの生きざまはいつもいたいたしく、生きる意味の問いかけへと誘われます。
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