和漢三才図会

300年前の百科事典「和漢三才図会」をたまにあてもなく開いてみる。いいかげんな章立てのもと、おなじみの狸や狐と同列に並んでいる「川太郎」やら「水虎」やら、よくわからない生きものたち。

下品な資本主義の化け物が彼らを追い出しちゃった今、川太郎が自由に闊歩する余地のあった豊かな昔をおもう。
こんな生きものは妖怪で、妖怪は迷信だって?
妖怪が「いる」ことを証明するのは難しいけれど、「いない」ことを証明するのはもっと難しい。